2025/11/21 15:56
▼アンコールのアンコールですね。しつこいですね。
これだけブログを書いていると
己がブロガーにでもなったのか?と錯覚するほどです。
初回の恵州岩茶のブログを書いていた時は、あと7つも紹介するべき話題があるんだけど・・・と少し憂鬱になっていました。
そして今、2回目のアンコールのブログを書いています。これで本当に最後です
正直、こんなにブログを書くのは初めてです
でも、書かざるを得ない
いや、書かないとマズイんです
▼どうして、2回目のアンコールを書くことになったのか?
今、2025年11月21日の朝方です
※このエントリーを書き始めた時間です
これから熱いシャワーを浴びて、ハンドルを握り一路那覇空港へ
数時間後には飛行機に乗って東京へ向かいます
荷物は、ほぼ詰め終わりました
全部、準備完了です。しかし
茶樓雨香 店主は今めちゃくちゃ焦っています
なぜかと言いますと
ここ数日、ウェブショップのお気に入り登録通知が止まらないからです
▼お気に入り通知が雨霰のように届く恐怖
皆さまが弊店ウェブショップで商品を閲覧し
気に入った商品をお気に入り登録すると
弊店のメールボックスにメールが届くシステムです
そう、本当にずっと
お気に入り通知メールが雨霰のようにメールボックスに届きます
ポーン、ポーン、ポーン、ポーン
メールの通知音が鳴り止まない
それが何を意味するのか?
あんなにたくさん仕入れたはずの商品の在庫が、販売と同時に蒸発しそう・・・全く足りない
これはマズイ。非常にマズイ
在庫が足りない、絶対に足りない
▼商機を見過ごすよりも、買えない人が出ることが怖い
商機を見過ごすよりも
買いたかったけど何も買えなかった人が沢山出てきそうで怖い
正直それが、一番怖い
せっかく年に一度の祭りを楽しみにしてくれているのに
せっかくお気に入り登録してくれているのに
秒で「売り切れました」
なんて、本当に気の毒すぎる。
▼店頭やイベント会場でちゃんと説明してからご購入頂きたい茶葉があります
本当は、対面で一つ一つ説明しながら
試飲してもらいながら販売したかった茶葉たちがあるんです
でも、背に腹は代えられない
ウェブショップでは販売したくなかったけれども
ここでスペシャル茶葉を投入するしか無いな・・・
そう、決断しました

▼つべこべ言わず、スペシャルな茶葉を紹介します
前置きが長くなりました
では、行きます
ウェブショップで販売したくなかった茶葉シリーズ
① 海底撈針 深垭 軽火 2025年春 H58
正直、この茶葉のある山場である深垭村はあまり好きになれない
理由をここで書くことは避けますが、私に直接会ったときにでも聞いてみてください
まぁ、色々あるんですね。
『君も大人になればきっと解るようになるさ、時が来たらこの大人の事情を君に伝えるよ。』
さて茶葉ですが
海底撈針一号(本とかに出てくる日本で有名なやつ)の無性繁殖の二代目
弊店では“無印”海底撈針と呼んでいます
因みに海底撈針は無性繁殖系と有性繁殖系の二系統存在します・・・
詳しくは直接私に聞いてください
ブログやSNSで書くと、いろいろ面倒くさいので
【味わいの特徴】
茶樹も当店の取り扱い茶葉と比べると比較的若く樹齢40〜45年程度
高山エリアにしては派手系
だけど茶樹が若いせいか
繊細さに欠けちょっとだけ荒削り
御存知の通り私は派手な鳳凰単叢が好みなので
結論、結構好きです
そしてスタッフにも人気です
これぞ、初心者向けの鳳凰単叢とも言えます
【何故、初心者向けなのか?】
初心者向けの鳳凰単叢と書きましたが
もう一つの理由があります
価格です
実は深垭村の海底撈針の茶精(生茶)は思っている以上に安いです
なので、上手くやれば相場よりもかなり格安で毛茶(荒茶)を手に入れることができます
※バイヤーの腕の見せ所とも言う
よって販売価格も良心的です
コスパ重視の方にもお勧めですよ
【価格】
税込み1,320円/7g
これは、お得です
海底撈針でこの価格
しかも、派手系で美味しい
初めて鳳凰単叢を飲む方にも、ベテランの方にもお勧めできます。
販売ページはこちら 海底撈針 深垭 軽火 2025年春 H58
② 老叢 青竹絲 中火 青麻園 2025年春 H61
これはメンヘラ系茶葉です
いや、マジで
メンヘラです
正直蓋碗でいれるのは難しい
湯線、蒸らし時間、全てがシビア
ちょっとでも間違えると
「なんだ、この茶葉?」ってなります
でも
潮州朱泥手拉壺でいれてあげると大化けします
これが不思議なんです
蓋碗だとメンヘラなのに潮州朱泥手拉壺だと
まるで別人のように
優しく、繊細に。そして、たくましく変身します
単株のような一定の伸びのある中音域の余韻はクセになります
この余韻一度体験すると忘れられなくなりますね
潮州朱泥手拉壺がお手元にある方は是非
【価格】
税込み1,280円/7g
この価格で、この余韻
潮州朱泥手拉壺を持っている方には
是非、試してほしい一品です
販売ページはこちら 老叢 青竹絲 中火 青麻園 2025年春 H61
③ 宋種 東方紅 甜竹坑 軽火 2025年春 H71
全方位良い。優等生茶葉
玄人版 鳳凰単叢 香型あてセットに
この茶葉の足火バージョンが入っています
しかしこれは、軽火で仕上げたタイプ
あまりにもできが良かったので
私がひっそり沖縄の喫茶提供用茶葉としてキープしていた分です
【店主の贅沢な楽しみ方】
夏の贅沢として
この茶葉の水出しをよく飲んでいました。マリー・アントワネットもびっくりです
いや、本当に
これを水出しで飲むなんて
贅沢すぎます
でも、美味しいんです
【熱湯で淹れると】
勿論、蓋碗で熱湯を注ぐと
ブワッと香る粘着性のある山葡萄や白琵琶を連想させる繊細な香り
これは、飲んでいてうっとりしてしまいます
目を閉じて
一口すすると
まるで山の中にいるような
そんな錯覚に陥ります
山葡萄の香り
白琵琶の甘さ
そして、長い余韻
これが、宋種 東方紅 甜竹坑 軽火の魅力です
あと、東方紅によくある渋みとか苦みもかなり抑えられていますよ
【価格】
税込み1,320円/7g
正直、この茶葉を
この価格で販売するのは
もったいないと思っています
でも、背に腹は代えられない
販売ページはこちら 宋種 東方紅 甜竹坑 軽火 2025年春 H71
④老叢 蟠桃香 甜竹坑 軽火 2025年 H63
こちらは、通常版 鳳凰単叢 香型あてセットにいれた茶葉と同じ茶葉です
いくつか、手のかからない茶葉が年に数種類出てきます
沖縄のお店で、イベント会場で、何もしなくても勝手に売れていく茶葉
それがこれです。
なので、こちらはあまり多くを語りません。修辞の言葉は一切不要。ただめちゃくちゃに美味しいだけ
【価格】
税込み1,520円/7g
とてもとても良い価格だと考えます
販売ページはこちら 老叢 蟠桃香 甜竹坑 軽火 2025年 H63
⑤抽湿 鴨屎香 西春 2025年春 H72
茶樓雨香がしれっと販売する抽湿 鴨屎香
抽湿って何よ?となった貴方へ少しだけご紹介
安渓鉄観音の清香製法に影響を受けて開発された技術と言われています(ウラを取ってないので真偽は不明)
鳳凰単叢の雪片よりも前面に香るので、台湾の清香系がお好きであれば、激しくお勧めします
【抽湿製法の最大の特徴と歴史的背景】
加工の最後に真空状態でマイナス40度前後に冷却。その急激な温度変化によって茶葉から水分を抜き去る製法です。
十数年前に流行した「氷茶(冷凍茶)」の良さをそのままに、茶葉を乾燥させて常温保存できるように開発されました。氷茶は萎凋を経て青い香りが高まった頃合いに冷凍保存する製法でしたが、冷凍保存が必要で扱いが難しかったため、その問題を解決したのが抽湿製法。
しかし、商品到着後できればこの茶葉も冷凍保存しておいたほうが吉です
【特徴】
青々しい蘭香: 安渓鉄観音 秋茶にも似た強い蘭の香り
強い回甘: 飲んだ後に戻ってくる甘み
苦味が少ない: 爽やかに広がる甘みが特徴
【実はデメリットも】
伝統的な、炭焙煎よりも茶葉に残る水分量が多いので茶葉の劣化が早いです。
しかし、弊店の抽湿 鴨屎香は二回に分けてさらに乾燥させ水分を抜いているので、一般的な抽湿 鴨屎香や清香烏龍茶と比べて品質の劣化が遅いです。
しかし、できるだけ早めに飲んでくださいね
【価格】
税込み 770/7g
販売ページはこちら 抽湿 鴨屎香 西春 2025年春 H72
▼最後に
本当は、対面で説明したかった茶葉たち
でも、在庫が足りない
お気に入り通知が止まらない
この状況を見て、ウェブショップでも販売することを決断しました
これらの茶葉は
11月22日(土) 13:00~
ウェブショップでも販売開始します
もちろん、エコ茶会会場でも販売します
でも、数に限りがあります
本当に、限りがあります。欲しい方はお早めに
というか、マジで早めにお願いします
在庫が無くなったら
それで一旦終わりです
これも争奪戦になる予感がします
▼販売情報
11月22日(土) 13:00~販売開始
茶樓雨香のウェブショップで!
それでは会場でまたは、ウェブショップで
お会いしましょう!!
さぁ、みんなで中国茶沼の最大瞬間風速を吹かせようぜ〜!!

▼追記
今、これを書きながら本当に焦っています
飛行機の時間が迫っています荷物は詰めたけど
本当にこれで全部か?
不安です
でも、大丈夫
きっと、大丈夫(有能なスタッフがいるから)
これから東京へ向かいます
では、会場でお会いしましょう!!再见

