2024/07/24 17:00
このブログは 潮州のローカル食堂で振る舞われる蓋碗の蓋がパンパンに膨れ上がるお茶、 鳳凰単叢 茶頭 ブログ 〜上の巻〜 の続きです
※潮州の街角食堂にて
〜8月25日(木) 21:00に 鳳凰単叢 茶頭シリーズ 販売開始〜
鳳凰単叢は烏龍茶の中でも比較的高価な部類に入ると考えられます
特に我々の販売する茶葉の中には1g700円を超えるような鳳凰単叢もあり、正直言うとそこまでリーズナブルとは言えません
※それでも価格は頑張っている方だと思う
そもそも、中国茶は渡来品なので高いです。
やっぱりお値段を気にしながら飲むこともあるでしょう、これまでに鳳凰単叢を飲まれたことのある方は共感すると思います。
そんなお値段のする鳳凰単叢の中でもお値段を気にせず飲める鳳凰単叢を日本の中国茶ファンへお届けしたい
もしも、私が日本に住んでいる一人の消費者だったら
”お値段を気にせずガンガンいれられるお茶も茶箱にストックしておきたい”
▼どうして、茶樓雨香は鳳凰単叢 茶頭の販売を躊躇したのか?
前回のブログで
沢山の中国茶ファンの皆さまから”今年の鳳凰単叢の茶頭は出さないのですか?”と聞かれた。書きました。
本当は、求められている商品を求められるタイミングで出したい、しかしです
茶樓雨香はけして安くはない鳳凰単叢をメインに販売しています、なので安い鳳凰単叢 茶頭を販売する事に対してジレンマを感じてしまうのです
”茶樓雨香が選ぶ鳳凰単叢 茶頭は普通に美味しい”
”鳳凰単叢 茶頭を販売すると他の鳳凰単叢が売れなくなってしまうのではないか?”
鳳凰単叢をメインの商品として扱うお店としては正直申し上げて心配です。
安くはない茶葉を販売しているので、お手頃な茶葉を販売する事で、ブランドバリューの低下に繋がらないか・・・
等々、心の中の小さな心配がだんだんと大きくなってくるのが手に取るようにわかります。
▼しかし、やっぱり鳳凰単叢 茶頭を販売します。
我々が鳳凰単叢 茶頭を販売しなくても、結局今年もどこかが販売するだろうし
そもそも、美味しくてお手頃な茶葉を販売したところでブランドバリューの低下には繋がらないと考えるようになりました
※なんか、自分のお店が高級茶葉だけを取り扱う崇高なお店であると勘違いしていました。小っ恥ずかしいです。
ファンの期待に応え続けるのが我々の使命。それが一番大事!!!
8月25日(木) 21:00に 鳳凰単叢 茶頭シリーズの販売を開始しますm(_ _)m
※良品の茶葉と茶頭を人力で仕分ける様子。手前が茶頭で奥側が良品の鳳凰単叢
▼鳳凰単叢 茶頭のご購入予定のお客さまへ、茶樓雨香と約束してほしい事
約束してほしい十箇条
①鳳凰単叢 茶頭をいれる際は秤(はかり)を使わない事
茶葉の量は目分量、つまり適当
②お湯はアツアツの熱湯を使う
鳳凰単叢 茶頭は最初の瞬発力が命なので、100℃の熱湯を
③お料理とのペアリングとか考えない
駄菓子とかジャンクフードとか、コンビニとかで買えるお弁当とかと合わせてほしい
④きれいな姿勢でいれない
あなたの一番リラックスできる姿勢でいれてほしい
⑤茶芸の作法は忘れる
がさつにいれるべし
⑥客人に振る舞うのではなく、自分自身がリラックスする為だけにいれてる
自分ファースト
⑦茶則や茶針は使わない
袋から直接茶葉を蓋碗にいれるか、手で茶葉を直接つまんで蓋碗に放り込む
⑧お茶をいれるのがちょっと億劫だな〜と思った時にいれる
耐熱ガラスのコップやマグカップに茶葉をいれ、熱湯を注いで飲んでもOK
⑨一応、茶器は予熱する
一応ね
⑩なんでもない日にいれる
”今日は中国茶飲むよ〜”とテンション高めの日は避けてください、むしろ”今日はこれでいいや”という日に。
特に⑩はけっこう重要です!
そもそも、私が啓蒙したい中国茶の世界はこうだった。
肩肘張らず、リラックスしながら自由に過ごす時間を作り出す事ができる茶葉が鳳凰単叢 茶頭なのです。
鳳凰単叢 茶頭 ブログ 〜下の巻〜 茶樓雨香が美味しいと考える茶頭とは? へ続く