2024/11/19 18:47
このブログは
の続きです
※ 頼通発 《鳳鳴》広東省工芸美術珍品館収蔵ロット
皆さまが知りたいことを未だお伝えしておりませんでした。
伝えても良かったのですが、ブログが長すぎて割愛してしまいました。
価格について
そうです、その茶壺いくらなの?
先ず、頼通発 大師の潮州朱泥手拉壺から
今回、頼通発 大師の作品は主に2種類の価格があります
一つは、美術館収蔵品モデル
・民芸品(潮州朱泥手拉壺)は百姓の手で生まれ、工芸品(宜興紫砂壺)は芸術家と職人の手で生まれる
・潮州朱泥手拉壺は美術館や飾り棚に飾るよりも、茶館でビシバシ使ったり、個人の毎日使うお茶道具として手に取りやすい場所に置いてほしい
とおっしゃっていた大師ですが、なんというかあまりにもモノが良すぎるので、皮肉にも美術館収蔵品もあります。
今回、仕入れたのは美術館収蔵品と同ロットで制作された
作品名《鳴鳳》
価格70000(+tax)
贋作も多く存在する頼通発 大師の代表作ですが、これは正真正銘の御本人から仕入れた本物です。
これを、高いと見るか安いと見るかは貴方次第です。私は安いと思います。
美術館収蔵モデル以外の頼通発 大師の作品は
価格60000(+tax)
となります。
▼大師直系の弟子の作品たちも多数入荷しました
頼通発 大師はこれまで多くの名匠を指導してきました
工房を訪れると、明日の頼通発 大師を夢見て沢山の職人さんが一心不乱に作品を作り上げています。
聞いてみると、ほとんどの職人さんが未だ作品を工房内で販売しておらず、修行中との事
その中でも、一部の優秀な職人のみ大師の工房である八邑匠人工作室での販売を許されるそうで
修行中の職人さんの中には、私の目利きからするともう販売しても良いのでは?と思えるような職人さんもチラホラ見かけたのですが
大師のOKは未だ出ていないそうです。キビシー!
※ 蔡柱賢 <茄瓜>
という事で、頼通発直系の弟子で、ご自身の名前を名乗っても良い職人さんの作品も数点入荷しております。
一番弟子レベルの職人さんの作品の価格は29000(+tax)
それ以外の
大師の工房である八邑匠人工作室において己の名前を名乗る事ができる職人の作品は
18000〜20000(+tax)の価格帯で販売予定です
どれも、同じ作品は無いので気になる方はお早めに、茶樓雨香のブースまでいらしてくださいね
▼投機的な価値を見出すか?それともお茶を飲むその一瞬に価値を見出すか?
潮州朱泥手拉壺のブログ三部作の最後に。
一つ前の、ブログで宜興紫砂壺と潮州朱泥手拉壺の違いをツラツラ書いていましたが肝心の
”じゃあ、お前はどうなんだ?”という部分を書いてなかったのでここに追記しようと思います
宜興紫砂壺と潮州朱泥手拉壺。どちらも美味しいお茶をいれることができる素晴らしい茶器です
じゃあ、個人的に着目する両方の違いは何か?と問われると、どうしても投機的な視点が頭をよぎります。
宜興紫砂壺は投機対象になりうる素晴らしい茶器
反面、潮州朱泥手拉壺は投機対象とまでは言いにくいのが現状です
それでも私は、あえて潮州朱泥手拉壺を推したい
何故なら、ここまで美味しい鳳凰単叢を飲むためだけに特化した道具は無いと考えているからです
元々、私は優雅に過ごすお茶席よりもストリートでおっさんと飲むお茶が好きだった
ギチギチなセオリーの中で飲むお茶よりも、ダラダラと意識低く飲むお茶が好きだった
そして、未来を見据えて投機的な目線で茶器や茶葉を選ぶよりも、今この一瞬に最大瞬間風速が起こる方を選ぶ人間
そんな、刹那な今を生きる茶人だったら潮州朱泥手拉壺を一つ持ってても良いのでは?と
潮州朱泥手拉壺を仕入れながら考えていました。
元々、茶樓雨香の茶葉の仕入れにおいて念頭にあるのが
・茶葉にスペックを追い求めず ”これはっ!”と心が動く茶葉を仕入れる
・投機的な視点を一切無視する
といった、考えが頭の中にいつもあるので、茶樓雨香が選ぶ茶壺は必然的に潮州朱泥手拉壺になっちゃうよね・・・
と言う事で
さぁ❗️みんなで‼️今この瞬間‼️
潮州朱泥手拉壺で中国茶の最大瞬間風速を吹かせようぜ〜‼️