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2024/03/29 21:36


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▼原生態 杏仁香 足火 ”2022年”春 なんで2022年の茶葉を販売するのか?


今年の1月に潮州市内の林さん小売店を訪れた際に、常連の潮州のおじさん約2名が2023年の春茶ではなく何故か2022年の足火の茶葉ばかりを購入していく。


どうしてか?理由を尋ねると


『足火の鳳凰単叢は一年以上寝かせると、まろやかさが増して老人でも飲みやすくなる』との事。


特に、春節などで沢山お茶を飲む機会がある際は特に好まれるそうで、それだったら茶樓雨香でも販売してみよう。どうせなら、2023年の原生態 杏仁香 足火 と一緒に販売してお客さまへ飲み比べしてもらおう!という流れで販売する運びとなりました。


茶葉は農産物なので、同じ畑、同じ香型でも去年の茶葉と今年の茶葉は別物です。

しかし、限りなく近い条件で育まれ製茶された事は事実なので単純な比較対象として飲み比べをしてみて、あなたの大切な中国茶の経験として記憶していただきたいです。



▼原生態 鳳凰単叢の味わいは全体的に、後半タイプ。


当店で販売している鳳凰単叢の殆どは”例外”を除くと2煎目くらいに直ぐに立ち上がる茶葉が多いです。


そして、この源生態シリーズは上記の”例外”に属します。

殆どの源生態シリーズの鳳凰単叢茶葉の立ち上がりは三煎以降で、穏やかな右肩上がりの曲線を描きながらたちがっていきます。


飲み進めると、身体に優しい香りがじんわり蓄積され深く身体の奥まで響く味わいは必飲。


但し、そこまで鮮明でわかり易くない為、お店では玄人向けの茶葉であるとご案内しており、一般的な鳳凰単叢と比べ優しく慈悲深い味わいです。



本ブログでは代表的な二つの茶葉を先にご紹介いたします



▼原生態 蜜蘭香 足火 2023 春


なぜこの蜜蘭香を飲むべきか3つの理由


理由1 瞬発力よりも蓄積される香りを体験してほしい


蜜蘭香は店主が大好きな香型の一つ。

あまりにもメジャーすぎる香型なので私の皮膚感覚ですが玄人の鳳凰単叢ファンに避けられている印象があります。

しかし、この蜜蘭香は多くの鳳凰単叢ファンに楽しんでいただきたい茶葉です。


何故かというとこれまでに飲んできた蜜蘭香の多くは瞬発力があり、最初の一煎目から香りが口の中で広がっていくしかしこの蜜蘭香は香りよりも顎下から身体の中心に沁み入るような心地よい余韻と呼吸をするたびに鼻腔がフルーティな甘い香りで満たされる感覚は秀逸です



理由2 あなたは鳳凰単叢の山韻を知っていますか?私は知らなかった。


農家さん曰く、原生態シリーズの中では一番山韻を感じる茶葉との事。

去年の夏に販売した通常焙煎版の原生態 蜜蘭香はより鮮明に山韻を感じる茶葉、そしてこの原生態 蜜蘭香 足火 2023も同じく、原生態 足火 シリーズの中では一番山韻を感じる茶葉との事です。


飲んで楽しむだけの茶葉ではなく、ちゃんと学びの部分も一緒に体験できる茶葉です



理由3 はたして苦くない蜜蘭香は存在するのか?


苦みを伴うお茶はお好きですか?

特に、日本茶ファンの皆さまはお茶に対する苦みや渋みに対して一定の理解があると考えております。

しかし、鳳凰単叢の産地である潮州へ現地に足を運び茶商さんや茶農家さんと交流してみると苦みや渋みに対しネガティブにとらえている様子が伺えます。


多くの蜜蘭香型の茶葉は苦みや渋みが出やすく、反対に苦みが出ない蜜蘭香は少なく個人的な苦みの少ない蜜蘭香を探すとなると必然的に仕入れの難易度が上がっていきます。


しかし、この原生態シリーズの蜜蘭香は苦み渋みの程度が非常に少なく、個人的に蜜蘭香のなかでも傑作に近い蜜蘭香であると考えております。


香りは3〜4煎目くらいからゆっくりと立ち上がり、後半に向けて伸びやかに香ります。


煎持も良くコスパとバランスに優れた茶葉で、軽く10煎以上は楽しめる茶葉です。

それなのに山韻を感じる事ができるので”鳳凰単叢の学び”の部分まで考慮すると、もっともお買い得な茶葉です。



▼原生態 杏仁香 大質山 足火 2022 春


2022年の春茶で2022年の春から秋にかけて3回炭焙煎を行い、今年の夏にもう一度メンテナンスを兼ねて追加で焙煎を行った茶葉です。


茶葉の入った蓋碗に熱湯を注ぐと甘く香ばしい香りが部屋いっぱいに広がります。


”原生態 杏仁香 足火 2023 春”と比べると、お茶に厚みが増しトロリとした茶湯が喉を滑り落ち、じんわりと胃袋から身体に沁み入る様子は素晴らしいの一言。


試飲の際に体験したのですが、急に7煎目あたりから香りに磨きがかかりクリアになっていく味わいは素晴らしく


どして現地の鳳凰単叢ファンの多くは去年の足火の茶葉を買い求めるのか?少しだけ解る気がしました。


立ち上がり 一〜三煎目:蜜、ドライアプリコット、きび糖の余韻

四〜十煎目:ドライプラム、綿飴を連想させる優しく甘い余韻

七〜十煎目:茶湯に厚みが増し、落ち着きのある鼈甲飴の甘い余韻



鳳凰山では高品質の茶葉の製茶は始まったばかり

是非2023年の鳳凰単叢 足火の茶葉たちを飲みながら今年の春茶の発売をお待ちしください


・鳳凰単叢 原生態 足火 シリーズ4種飲み比べセット

https://shop.ukatea.com/items/84782394