原生態 雲寿 3g
¥380
高品質の茶葉を仕入れる上で一つの目安となる樹齢や標高等の定量的な判断基準。
正解が見つからないと不安になる人も多いと思います。世の中、ズバズバ問題を答えてくれたりする人たちが人気になるのもうなずけます。
一般的に高樹齢のチャノ木から摘まれる茶葉は高価格で取引されるため。高樹齢≒高品質と捉えられがちです。
この”原生態 雲寿”は雲南省普洱市寧洱県で育まれた茶葉で、爽やかで瑞々しく、しっかりとした余韻もある。フラワリーで、若干柑橘を連想させる香りが特徴的な茶葉です。
初めてこの茶葉を試飲したときに、高級茶を輩出する徹底管理された古樹農園の茶葉なのかな?と勘違いしておりました。実はこの茶葉
台地茶でしかも樹齢は10年以下の、フレンドリーな価格帯の茶葉。
いつもであれば、低樹齢で台地茶であれば試飲も無しにスルーする存在。。。
※台地茶とは、日本の茶農園のようにカマボコ型をした茶畑で育まれた茶葉、当店が重点的に仕入れを行う古樹や老叢の茶畑ではほぼ見られない畑の環境。
この事実を知った私は、椅子から転げ落ちる思いでした。しかし、既にブランドが形成されている名産地の茶葉を見つける事(仕入れる事ができる。とは別問題)の難易度は高くない。
ここはバイヤー魂がメラメラ燃え上がる。詳しく聞いてみると
数年前に台地茶の茶畑を全く手を入れず、野生化させた場合、どんな茶葉が生まれるのだろう?といった思いつきから始まったそうです。
生産量は通常の台地茶畑よりも劣るが、味わい香り共に素晴らしく。一般的な古樹の雲南白茶と比べても遜色ない仕上がり。
故意的に枝部分も多く入っているので甘みも十分あって、しっかり煎も効く。
ちょっと変わった白茶を飲んでみたい方におすすめの茶葉です。
産地:雲南省普洱市寧洱県困鹿山
https://maps.app.goo.gl/qAft7Xr84ap9YqUc7
湯温:95〜100℃
醒茶:無し
蒸らし時間:15秒程度
ペアリング:米菓