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2026/07/28 21:02

今日は鳳凰単叢のいれ方についてこのブログに記していこうと思います

この動画の続きです

鳳凰単叢って美味しいのはわかる
香りがすごいのもわかる。だけど
どういれたら良いのか、急にわからなくなる茶葉でもあります
茶葉は多いほうが良いのか?
お湯は熱湯で良いのか?
蓋碗じゃないと駄目なのか?
蒸らし時間は何秒なんだ?

と、ここまで読んで

頭の中が「?????」になっている方もいるかもしれません

はい、その感覚で正解です

私たちは情報が飛び交う21世紀を生きている!
鳳凰単叢のいれ方について様々なセオリーが存在します!

混乱するのは仕方がなーーーい!

むしろ鳳凰単叢は

その「?????」を一回ちゃんと通ったほうが良い茶葉です

しかーーーーし!!!!!

基本を外してまで悩む必要はありません

先に言い切ります

鳳凰単叢のいれかたの基本は

多めの茶葉量・高温のお湯・小さめの茶器・短時間抽出です

先ずはここです

ここを外して

あれこれ小技でどうにかしようとしても
話がややこしくなるだけだと考えます

▼いきなり、基本とか言っちゃって大きく出たね。茶樓雨香大丈夫なの?


そこは、信じてください大丈夫です

これは鳳凰山の茶師と農家さんの基準です

つまり、貴方の手元にある茶樓雨香の鳳凰単叢は

多めの茶葉量・高温のお湯・小さめの茶器・短時間抽出

でお茶をいれる前提で設計されています

そこを敢えて外すのは、基本のいれ方を熟知してからでも良いのでは?と私は考えます

▼条件はこんな感じです


* 茶葉:鳳凰単叢
* 茶器:蓋碗(満水100〜110cc)
* 茶葉量:7g程度
* 湯温:100度
* 湯量:70〜80cc(水位は蓋碗の蓋を閉じた時の蓋の縁あたり)
* 醒茶(洗茶):あり
* 蒸らし時間:数秒

この時点で

普段あまり鳳凰単叢をいれない方は思うはず

7g程度!?多くない???

そう

多く見えるんですよ

でも、鳳凰単叢って
少ない茶葉を長く浸して、なんとなく茶湯を整えていくお茶として設計されていないのです
※少なくとも茶樓雨香と取引している茶師さんはそうではありません

むしろ逆で

茶葉はしっかり使う
その代わり、蒸らし時間は長く引っ張らない

この考え方のほうが、鳳凰単叢らしい香りの立ち上がりや
輪郭の出方がわかりやすい

なのでこの条件は変わったことをしているのではなく、かなり真っ当な基本形です

▼なぜ、多めの茶葉量なのか?


以下、私の感想です
鳳凰単叢の良さってやっぱり香りなんですよ
花っぽいとか、果実っぽいとか、ナッツっぽいとか
そういう言い方は色々ありますが

とにかく、立ち上がる香りに魅力がある。なのに

葉をケチってしまうとどうなるか?

もちろん毎回そうとは限らないけれど

香りの芯がぼやけやすい

で、足りないぶんを蒸らし時間で補おうとすると

今度は狙っていない部分が前へ出てくる

特に、雑味よりも飲み心地に影響する(茶湯が急に水っぽくなる)


いや〜、これ

ありがちなやつです

なので

先ずは茶葉をちゃんと使う

今回で言えば7g程度

この「ちゃんと使う」が先
そこから、実際に1〜2煎飲んでみて蒸らし時間を整える
この順番のほうが鳳凰単叢を理解しやすいと私は考えます


▼お湯は100度で良いのか?


良いです

というか、100度一択であってほしい

ここも怖がる方が多いんですが

鳳凰単叢で必要なのは

中途半端な温度帯のお湯でおとなしく引き出す事よりも

熱をちゃんと茶葉に当てて香りを開かせること

ただし、ここで勘違いしてほしくないのは

100度だけが単独で偉いわけではない。ということ

茶葉量があって

茶器が小さくて

湯量も絞っていて

短時間抽出だから成立する

全部セットです

なので「熱湯だと強すぎるのでは?」と思う気持ちはわかるんですが

鳳凰単叢に関しては遠慮して温度を下げるより

必要な熱はきちんと入れる

この方向で考えてください

▼小さめの蓋碗を使う理由


今回の茶器は満水100〜110ccの蓋碗

そして

実際に使う湯量は70〜80cc程度です

ここも大事です

このちょっと絞った感じが良い

「大きい茶器でゆったりいれるのが悪い」と言いたいわけではありません

しかし

鳳凰単叢みたいに

香りの立ち方と余韻を楽しみたい茶葉は

小さめの茶器のほうが圧倒的にコントロールしやすい

湯を入れて

サッと出し

蓋碗の中の茶湯を全部切る

そしてまた次の煎をいれる


▼洗茶はしてください


そして、もうひとつ大事なことがあります

ちゃんと茶葉と茶器を予熱すること

これ、地味に見えて、効果は全然地味じゃないです
むしろ、予熱を雑にすると
香り立ちに大きな差が出ます

醒茶(洗茶)するのはなんか勿体ない。

解りますその気持。十分解ります

しかし、少なくとも我々が取り扱っている鳳凰単叢は一煎目でバテてしまうような茶葉ではないし

しっかり、茶葉に熱と水分をいれてあげたほうが最初の一煎目は美味しいです

特に老叢や古樹といった鳳凰水仙は煎効くので、ここはケチらずに醒茶(洗茶)することをお勧めします。

▼蒸らし時間について


ここで

「で、蒸らし時間は何秒なの?」と聞きたくなる方もいると思います

はい、これも十分理解できます

私の場合、最初の1〜2煎目はお湯を注ぎ蓋碗の蓋を閉じてから約2秒以内で茶湯を小杯(茶杯)もしくは茶海(ピッチャー)へ移します

これはあくまで目安です

そこから、その日のご自身のコンディション(好み)に合わせて蒸らし時間を調整していきます

もし味や香りが強すぎたら1〜2煎目にいれた時よりも動作を素早くしてみたり、反対に

味や香りが薄いな〜と感じたら、1〜2煎目にいれた時よりも気持ちゆったり目でいれてみて
調整してください

ただ、ひとつだけ言えるのは

長く出しすぎないこと

鳳凰単叢は、先ずこの感覚が大事です

何度も書きますが

多めの茶葉・高温・小さめの茶器・短時間抽出

この骨格を守る

”レターパックで現金送れは全部詐欺”と同じくらいこの基本骨格を広めたいです


秒数の暗記より先に

この原則を身体に入れたほうが

結果的には良いところへ行けると考えております


▼番外編、蓋碗を使うコツは何か?


シンプルに”根性”です

いや、雑に言っているのではなく

かなりまぁまぁ本気で言っています

蓋碗って

最初から上手く扱える人のほうが少ない

熱いし、火傷しそうだし、怖い。
注いでいる最中に「うわっ」となった経験は誰しもあるはず

根性

少し不格好でも良い

熱くても根性で蓋碗の縁を持ち続ける、絶対に離さない。

茶湯が己の指に触れても根性で表情は変えない。

先ずは使う

そのうち


「あ、こう持てば良いのか」

「ここで切れば良いのか」

「このくらいの湯量がちょうど良いのか」

という感覚が後からついてきます

逆に言うと

感覚は後からしかついてこない

なので先ずは根性で突破してください

みなさん、蓋碗はヨットスクール方式で!いいですね!


▼まとめると、こうです


鳳凰単叢をいれる時の基本は

* 茶葉は多め:7g程度
* お湯は高温:100度
* 茶器は小さめ:満水100〜110cc
* 抽出は短時間:数秒
* 洗茶あり
* 予熱はしっかり

これだけ見ると

厳しそうに感じるかもしれません

でも実際には逆で

基本を守るとちゃんと応えてくれる茶葉でもあります

だから先ずは奇抜なことをしない

多めの茶葉量・高温のお湯・小さめの茶器・短時間抽出
(※しつこいくらい言います)

ここから始めてみてください。その上で

自分の癖や好みに合わせて

少しずつ調整していけば良いと思います

鳳凰単叢は難しいというより

優先順位がはっきりしている茶葉なのです