2025/04/21 12:00

このブログは “日本の茶沼の元気玉”で、鳳凰単叢 母樹を買いに行く – 前編 – の続きです
さて、昨日の続きです。
「で、実際にどの鳳凰単叢 母樹を、どれだけ買い付けてくるの?」
そんな声が聞こえてきそうです
ごもっともです。
実を言うと、いまこの瞬間も、鳳凰山では茶摘みの真っ最中
一部の母樹の茶葉は、ようやく毛茶(製茶前の粗茶)になりはじめた頃
このタイミングで私は山に入り、母樹の毛茶を一つひとつ試飲し、香型ごとに指値を提示して交渉に入ります
母樹系の鳳凰単叢は、ほとんどの場合、毎年決まった力のある中国の茶商や大企業のオーナーが買い付けていくのが通例とされています
しかもここ数年は、香港・マカオ・深セン・東莞・東南アジアといった潮州出身の大社長が活躍する都市へ鳳凰単叢 母樹の茶葉たちが買われていきます
良い母樹たちは、彼らがまるごと買い占めていくことも珍しくありません
けれど――今年は違います
日本の中国茶ファンの力を結集して、日本の茶席に母樹の香りを!
その情熱を携え、今週末私は鳳凰山へと向かいます
▼今回、狙っている母樹の香型は以下の通り
* 東方紅2号(李仔坪)
* 塌堀後(丹湖)
* 海底捞针(深垭)
* 寮仔前黄枝香(石古坪)
* 通天香(大庵)
* 桂花香(棋盘)
* 黄枝香(棋盘大質山)
* 肉桂(宮後)
*
* * * 等など
ありったけのコネクションを使って、「これだ」と感じる香型を5種類ほど選び出し、実際に買い付けを行います
価格は一口 19,800円(税込)。
そう、一口で鳳凰単叢 母樹が5種類手に入るんです
※いつものように、一種類につき7gの小袋でパッケージングを行います
合計35gの怒涛の鳳凰単叢 母樹体験
茶樓雨香のリニューアルオープン特別企画だからできる
ぶっちゃけ赤字覚悟のカーニバルプライス
冷静に考えてみてください。
この価格で母樹の鳳凰単叢を複数種類購入できることなんて、まずありません。
でもこれは
・農家さんへは正当な対価を
・お茶ファンの皆さまへは手に入りやすい価格で
・そして、この感動体験を世の中で続けていくこと
その“三方よし”の精神で成り立っているからこそ、可能であると考えております!
▼そもそも、鳳凰単叢 母樹だからって美味しいとは限らないですよね?
という声も聴こえてきそうです。
あなたのその懸念に真正面からお答えしましょう
結論から言うと母樹だからって美味しいとは限りません
お茶は嗜好品、なので母樹だから絶対に美味しいです。とは口が裂けても言えません
しかしです
茶樓雨香が2024年シーズンに仕入れた鳳凰単叢 母樹を飲まれた方は既に知っていると思います
圧倒的な体験がそこには有ります

※焙煎の鬼才 陳少波老師
▼そして、仕上げの焙煎は――
鳳凰単叢 茶葉の命を司る、最後の仕上げ。
この焙煎をお願いするのは、もちろん我らが陳少波老師。
茶樓雨香ではおなじみの、まさに“陽”の力を持つ焙煎の鬼才です。
さらに、今回は新たに林振生老師にも一部を依頼いたします。
林老師は、実は茶農家としても非常に優れた方で
同時に、潮州の名だたる茶商も焙煎を依頼するほどの腕を持つ一流の茶師
その手が入った鳳凰単叢は、どこか静けさと慈しみを帯びた香りをまとうのです
昨年、林老師が手がけた茶葉は——
**娘仔傘、八仙、蜜蘭香(足火)、黄枝香(大質山 母樹)**など
まさに「陰」と「陽」が交わることで、茶樓雨香の中庸が保たれる!

※慈しみ溢れる林振生老師
今回の買い付けの様子も、現地レポートを交えながら何らかの形でご紹介していく予定です
どうぞ、お楽しみに
あなたの元気玉が、母樹たちを日本へと導く力になりますように
4月21日(月) 21:00〜より受付開始です
オ、オラに元気を分けてくれ〜