2025/01/16 16:53
皆さん、感度高いですか?
理論派ですか?それとも感覚派ですか?
モノを消費者へ販売する際に、背景やその商品の情報(スペックなど)を開示するのは必要なことだと考えています
しかし、あなた自身これまでに蓄積したその知識や文法、説明されたスペックに惑わされてはいませんか?
いきなり、読み手に対して挑発的なリード文にして”もうこれ以上書くことが無い”
書くことが無いというか ”感性で飲んでみてほしい” と言ったからにはもうこれ以上ダラダラと書いてはいけない謎の使命感を持ちつつこの文章を書いています。
▼茶樓雨香の店主、鳳凰単叢に全振りしていると見せかけてちょくちょく武夷山に行ってるよな
そうなんです、わたくし最近はまっていることがあります
それは、外山の岩茶
”いやいや、二年前からあんた恵州岩茶、恵州岩茶って騒いでうるさいだろ”と火の玉ストレートのカウンターが飛んできそうですが
ここで言う外山は、武夷山の外で育まれた茶葉の事を指します
※武夷岩茶は正岩、半岩、州茶・外山など細かく分かれていますが、いろんな人が紹介しているのでここでは割愛します
そう!!俺は!!
あえて問いたい、外山の実力と正岩茶の実力を!!!!
清々しいほどの外山を堂々と名乗った茶葉を!!!
中国茶ファンへ届けたーーーーい!!
武夷山の山場ってたくさんあって、いちいち全てを覚えているマニアは日本にどれくらいいるのだろう?
カッコいい名称や超有名な山場までたくさんありますね
だけど、外山の岩茶山場の名前を覚えている人はどれくらいいらっしゃるのだろうか?
もしかすると、覚えるも何も ”興味すらない” というのが事実なのかもしれません
※数々の傑作を世の中へ送り込んだ馬頭岩 磊石精舎
▼敢えて問いたい、軽焙煎は正義なのか?
軽焙煎で品種の香りの特徴を楽しむ。良いと思います。
しかし体験してたくはないですか?
武夷山で長年鍛えられた、茶師が焙煎をギリギリを攻めた結果
”これはっ!”となった岩茶の実力を
このパラグラフのヘッドラインに、これまた挑発的で怒られそうな文言を書いていしまった
”敢えて問いたい、軽焙煎は正義なのか?”
恐らく正義でしょう。
ただね、武夷山の焙煎師と議論を重ねるとまた違った視点も出てくるわけです
・天気が恵まれない日に摘んだ茶葉でも、做青と焙煎でどうにか”香り”は出せる
・生茶の品質がそこまで良くなくても、凄腕の焙煎師の手に渡れば做青と焙煎でかなりレベルアップできる
・そんな茶葉は大体、今は軽焙煎で仕上げる
・中火以降の茶葉で品種の香りと茶湯の滑らかさをしっかりキープできるのは、懐が深い茶葉である証拠
・・・まぁ、もっと書くことは有るのですがこれくらいにしておいて
武夷山の茶師の焙煎技術はかなり高いと言われています
そんな彼らが、焙煎をギリギリまで攻めて仕上げた岩茶も一つの製茶の到達点であると言えませんか?
▼正岩かそうでないか?軽焙煎かそうでないか?
話が二軸になってしまいました
しかし、話はつながっています
つまり今回、茶樓雨香がご紹介したいのは
・中軽火〜足火
・外山
の両方を兼ねた美味しい岩茶です
次回のブログではどの茶葉を販売するか?発表いたします