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2024/02/15 20:00

テクノロジーの進化やサービスの向上で世の中がとても便利になりました。


特に、COVID-19 が流行ってから国境を超えた通販なども活発になってきた印象です。


中国茶を嗜む方の多くは、中国の通販サイトで気軽に買い物をする方も多いと思います。


ちなみに、中国の大手通販サイトで”大紅袍”と検索してみると、玉石混交の検索結果がヒットします。


しかしながら、経験上中国の通販サイトで茶葉を購入し当たりを引くのはかなり至難の業だと考えております。


そこで、中国の大手通販サイトでも検索に引っかからないような岩茶を”あえて”推していこうと思います。


”恵州岩茶”




▼改めて、恵州岩茶とは?


日本語での情報はほぼ無し、そして去年、広東省恵州に行った際に恵州岩茶の事を現地の人に聞いても知名度はほぼない。


Googleで検索すると唯一Teamadiaさんが取り上げた2015年の記事がヒットします。

【新たな可能性となるか、広東省の恵州岩茶】 https://cttea.info/teanews/20151221


実際に、訪れた農家さんは目を丸くして『お前ら、日本人がなんで恵州岩茶を?!』と言われたくらいでした。


『お前ら相当、変わり者だよ。中国人はブランド好きだから恵州岩茶は実力があっても見向きもされないんだ。実際、武夷山の茶館で正岩茶とブラインドPK戦をしても互角以上の成績なんだけどな』


熱意に圧倒されたことも事実だけど、実際に試飲して感動し心が動いたから仕入れを決めた。これにつきます。




▼恵州岩茶よ、お前みたいな茶葉を俺は待っていたよ


最初のパラグラフで述べた通り、比較的かんたんに越境し中国茶が手に入る時代。


しかし、手に入らない茶葉は実際に存在するし、己の仕入れ能力が試されるような、そして未だそこまで有名ではないがちゃんと美味しく楽しめる茶葉を日本の中国茶ファンに届けたい。


それが、日本において中国茶を販売する唯一の存在意義なのではないか?


この己に課した、問題提起を一気にクリアできるのが恵州岩茶であると私は考えております。




▼己の血液の様に身体に馴染んでいく、不思議な感覚


そして、前回の年末年始の渡航で、仕入れた茶葉は


・矮脚烏龍 沐化 足火

・果香 肉桂 沐化 足火 


この二種、二種類共に重めの焙煎。


聞くところによると、焙煎の基準は焙煎師によって様々なようで


どこまでが軽焙煎で、どれくらいから重焙煎に切り替わる。といった明確な基準の選定は難しい


焙煎職人曰く、足火(重めの焙煎)である事は聞いているのだが、


実際に試飲した際に、香ばしさや、火入れのニュアンスをあまり感じなかった。


反対に、自身の血液を口に含んだ際に感じた事のある”瞬時に身体に馴染んでいくような不思議な感覚”を体験しました。


なので、焙煎のニュアンスをどの様にお伝えして良いのか迷いましたが、今回は飲む側の感覚ではなく製造過程においての焙煎の程度を明記することにしました。


私の飲んだ感覚からすると、軽中焙煎の岩茶の飲み心地に近い印象を受けました。




▼大大阪お茶会の初日で完売


私は、日本市場において恵州岩茶の未来は明るいと考えております。


中国特有のやりすぎなブランド信仰も、一部を除いては日本にはほぼ淘汰されていますし


何よりも、日本社会全体がコンサバティブと言われつつも、中国茶市場は非常にオープンで新しい茶葉を受け入れる土壌がある。


実際に先月開催され、茶樓雨香も参加した第5回大大阪お茶会において、今回販売する”矮脚烏龍 沐化 足火

と果香 肉桂 沐化 足火” の試飲を開始すると、二種類共に初日で完売した。 


数量は各20パック(10g入り)合計40パック用意したのだが、目算が甘かった。。。


※2日目に段ボールの隅に転がっていた恵州岩茶 足火の4袋を発見し2日目に販売したのだがこれも、直ぐに売り切れ。


それくらい人気を集めた茶葉なので大大阪お茶会に参加できなかった全国の中国茶ファンへ届けるために、大大阪お茶会期間中に売り切れてしまった恵州岩茶を追加で発注したのでした。


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そして、入門編の軽焙煎の恵州岩茶はこちら

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