観音岩花香老叢水仙 2024 中軽火 8g
¥1,380
SOLD OUT
皆さまには釈迦に説法になりそうですが
「香不过肉桂,醇不过水仙」〜香りで肉桂の右に出るものはなく、味で水仙の右に出るものはない。と言われております
確かに、肉桂は香りの派手さや余韻の強さを実感しやすいし、水仙は飲み心地や、朧(おぼろ)げな輪郭の味わいを楽しめる茶葉が多いです。
しかし、中国で様々な水仙を飲んでみると
”あれ?これ明らかに花香がするぞ”といった茶葉に出会うことがありました。
水仙だって香りを強調してもいいじゃない。という事で、この観音岩花香老叢水仙を選びました。
2024年の春茶で、最後の焙煎は9月上旬。
9月中旬のまだまだ焙煎が落ち着いていない茶葉で実際に飲んでみると、浮足立った火の香りと一緒に花香がさざ波のように呼吸と合わせて上半身を襲います。
これはこれで、アリでしょ!という事でフライング販売決定した茶葉です。
もしかすると焙煎が落ち着いた頃にこの茶葉を飲むと、あの焙煎と花香の絶妙なハーモニー(バランス)は無くなってしまうかもしれない。
飴色に輝く茶湯は見た目通りの明るい香りと味わいです。老叢水仙らしい、口の中でキャンディーが溶けるような味わいも健在です
追記:試飲の際に”おお!これは良いぞ!”唸った茶葉がたまたま、樹齢60年以上の老叢から育まれた茶葉でした。正直申し上げると、岩茶の美味しさと樹齢は比例しないと考えていたので、少し驚いた記憶があります。
こちらも、焙煎が落ち着いた頃に、もう一度仕入れる予定です